犯罪被害者支援センター
～あなたを一人にしない～
犯罪の被害を受けた方やそのご家族は、被害を受けた直後から心理的にも法的にも様々な不安が生じるものですが、これらについて誰に相談すれば良いかわからない方が少なくありません。
そこで、当会では、このような犯罪被害者やそのご家族を、被害を受けた直後から支援するために、大分県弁護士会犯罪被害者支援センターを設置しています。
1.犯罪被害者のための初回無料法律相談
犯罪被害者やそのご家族のために24時間受付の相談窓口を設置しています。
- 犯罪被害者支援センターへの相談申込であることをお伝えください。
- 平日の午前9時から午後5時までは、弁護士会の事務職員が受付をして相談担当弁護士に連絡を取り、後ほど相談担当弁護士から申込みをした方に対して連絡がなされます。その上で、その電話でご相談をうかがうか、別の相談日時を決めて相談担当弁護士の事務所で相談を行うかを決めさせていただきます。
- 平日の午後5時から翌日9時までと土曜・日曜・祝祭日は、留守番電話で受付をしています。お名前、ご用件と連絡先をメッセージに入れて下さい。弁護士会で録音内容を聞き取り、相談担当弁護士から申込みをした方に対して連絡がなされます。
2.犯罪被害者等支援関係機関との連携
犯罪被害者やそのご家族に対しては、法的支援だけでなく、心理的・身体的なケアや保険手続等様々な支援が必要です。
当センターでは、民間の臨床心理士を中心とした「公益社団法人 大分被害者支援センター」と連携を取り、心理的ケアが必要な場合には、公益社団法人 大分被害者支援センターの相談窓口を紹介する等の対応を行っています。
3.犯罪被害者支援基金
犯罪の被害に遭われた方は、被害を受けた直後から金銭的な問題も生じてきます。被害を受けたことによる治療費、カウンセリング費用やそのための交通費等もその一つでしょう。
当センターでは、このような犯罪被害者やそのご家族の財政的な支援を目的として、被害者支援基金を設置しています。この基金は、大分県在住または大分県内で被害に遭われた一定の要件を満たす犯罪被害者やそのご家族について、１件あたり金50万円を上限として、治療費・カンウセリング費用、そのための交通費等を支給するものです。
- 犯罪被害者支援基金のご利用希望であることをお伝えください。
- 弁護士会の事務職員が申込の方法や必要書類等の詳細をご案内いたします。
4.しょく罪寄付、一般寄付
犯罪被害者支援基金の財政充実のため、寄付を受け付けています。
しょく罪寄付は、薬物事犯、交通規則違反の交通事犯、経済事犯など、いわゆる「被害者のいない犯罪の被疑者・被告人」が、反省や悔悟の念を表すために、公的な団体等にお金を寄付することです。刑事裁判で情状酌量の一事情として考慮してもらうために行うことが多いですが、それは、犯罪被害者の置かれた状況に思いを致すことが犯罪加害者の更生につながるという意義から導かれるものです。
大分県弁護士会犯罪被害者支援センターへの寄付金は、そのまま犯罪被害者やそのご家族への支援金に充てられます。犯罪被害者の救済に直接つながるので、しょく罪寄付先として最も適切と言うことができるでしょう。
また、一般の方々からの寄付も大歓迎です。犯罪被害者等の支援が現在において必要であることを理解して、より多くの方々から寄付をして頂ければと考えています。
- 犯罪被害者支援基金への寄付をご希望であることをお伝えください。
- 弁護士会の事務職員が申込の方法等の詳細をご案内いたします。
